秋刀魚の歌2
2009/08/14 金 | 日記
前回、佐藤春夫の『秋刀魚の歌』に出てくる「蜜柑の酢」は、
旧盆のわずかな期間に和歌山の一部に出回る
「みかんず」である、という説を開陳しました。
![みかん酢2 みかん酢2](http://www.asahiya-jp.com/blog/img/img254_file.jpg)
ではこのみかんず、何に使うかというと、
我が家ではそうめんのつゆに絞り入れていました。
穏やかなみかんの香りと、まだ青い酸味が、繊細なそうめんにマッチし、
もう涙ちょちょ切れる美味さです。
軽い酸味は、特に暑い夏場にはもってこいで、
食欲がなくなる残暑の時期でも、美味しく食べられます。
ところで、以前全国のうどん・そうめんを取材したことがあります。
コレです。
![うどん大全 うどん大全](http://www.asahiya-jp.com/blog/img/img255_file.jpg)
各地のそうめん処では、いろいろな食べ方をしています。
奈良の三輪そうめんは、だしに干した桜エビを加えます。
富山の大門そうめんは、なすの醤油煮の中にそうめんを加えます。
兵庫の播州そうめんは、めんゆつではなく二杯酢、三杯酢で食べます。
熊本の南関そうめんは、二杯酢ににんにくを加えたりします。
そうめんといえば、
三輪・播州・小豆島・大門・南関それに島原が有名ですが、
農家が真冬の農閑期(しかも深夜から早朝にかけて)に手がける製品で、
意外と全国各地にあることを知りました。
しかも専業農家は高齢化が進み、
そうした地のそうめん産業は風前の灯であることも知りました。
そうめんほど季節限定の麺も珍しいもので、
地元にだけ伝わる独自の食べ方が、まだまだたくさんあるのですが、
お店であまり食べる料理ではなく、どちらかというと家庭料理ですし、
ほんの一瞬ともいえる期間しか食べられなかったりするので、
そうした食べ方は、あまり知られていません。
美味しい食べ方がたくさんあって、
そうめんの楽しみ方が広がるのに、残念です。
皆さんの地元や家庭では、どのような食べ方をしていますか?
もしあったら教えてください。
『そうめんの話』、一度まとめて紹介したいものです。
次回は「朝カレー」について。
旧盆のわずかな期間に和歌山の一部に出回る
「みかんず」である、という説を開陳しました。
![みかん酢2 みかん酢2](http://www.asahiya-jp.com/blog/img/img254_file.jpg)
ではこのみかんず、何に使うかというと、
我が家ではそうめんのつゆに絞り入れていました。
穏やかなみかんの香りと、まだ青い酸味が、繊細なそうめんにマッチし、
もう涙ちょちょ切れる美味さです。
軽い酸味は、特に暑い夏場にはもってこいで、
食欲がなくなる残暑の時期でも、美味しく食べられます。
ところで、以前全国のうどん・そうめんを取材したことがあります。
コレです。
![うどん大全 うどん大全](http://www.asahiya-jp.com/blog/img/img255_file.jpg)
各地のそうめん処では、いろいろな食べ方をしています。
奈良の三輪そうめんは、だしに干した桜エビを加えます。
富山の大門そうめんは、なすの醤油煮の中にそうめんを加えます。
兵庫の播州そうめんは、めんゆつではなく二杯酢、三杯酢で食べます。
熊本の南関そうめんは、二杯酢ににんにくを加えたりします。
そうめんといえば、
三輪・播州・小豆島・大門・南関それに島原が有名ですが、
農家が真冬の農閑期(しかも深夜から早朝にかけて)に手がける製品で、
意外と全国各地にあることを知りました。
しかも専業農家は高齢化が進み、
そうした地のそうめん産業は風前の灯であることも知りました。
そうめんほど季節限定の麺も珍しいもので、
地元にだけ伝わる独自の食べ方が、まだまだたくさんあるのですが、
お店であまり食べる料理ではなく、どちらかというと家庭料理ですし、
ほんの一瞬ともいえる期間しか食べられなかったりするので、
そうした食べ方は、あまり知られていません。
美味しい食べ方がたくさんあって、
そうめんの楽しみ方が広がるのに、残念です。
皆さんの地元や家庭では、どのような食べ方をしていますか?
もしあったら教えてください。
『そうめんの話』、一度まとめて紹介したいものです。
次回は「朝カレー」について。
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