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繁盛店で働く新人さん

2009/08/26 水 | 日記

ずいぶん日がたってしまいましたが、

日本再生酒場 新丸ビル店に行った折の話のつづき。

お店で働き始めて2日目の新人さんが、

お客がひっきりなしの繁盛店にいきなり入ると、

どんななのか、というもの。


…とても大変そうでした。

他のスタッフとうまく連携が取れない、

手が空いたとき、他の仕事が見つけられない、

オーダーがうまく言えない…

僕もサービスで働いた経験があるのでわかりますが、

仕事を覚える最初のころは、頭も身体もフル回転です。

特に、頭ではわかっていても、

身体がお店のスピード感、空気感に

反応し、ついていけるようになるには

もう少し時間がかかるでしょう。

とにかく、たいへんそうでした。



そんな新人の彼は、い志井グループでお世話になり、

3年かけて全てのノウハウを叩き込んでもらい、

将来独立するという目標に向かっています。



思うのですが

独立の折、同店のような

指折りの繁盛店で働き、身体で覚えたことは、

とてもかけがえのないものになるはずです。


仮に独立して出した店があまり流行らなかったとする。

でも彼は繁盛店で働いたことで、

たくさんのお客様を相手にするスピード感、空気感が

身体に刻み込まれている。

するとお客様があまり来ない事実を前に、

身体がきっと違和感を覚える、気持ち悪さを感じるかもしれない。



それは、頭で考える焦りよりも確かなものだけに、

きっと、いてもたってもいられなくなって、

もっともっと、

お客様が来るように努力するのではないでしょうか。



だからこそ、いまその貴重な経験を大切にして欲しい、


と思ったのでした。


がんばれタケチャンマン!
日本再生酒場 新丸ビル
author : 雨ブロ | comments (0) | trackbacks (0)

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