旭屋出版Blog　−食と料理の出版社−

近食キタウラです。

近代食堂の連載企画で、

毎月、評判のそば店とうどん店に取材に行っています。

その中で、そば店のご主人の話をうかがっていると、

昼酒を楽しむ年配のお客さまが多い
という話をよく聞きます。

実際、昼のピークが落ち着いた頃、そば店に行くと、

シニア層の方々が、おいしそうに日本酒と酒肴を楽しんでいる姿を目にします。羨ましい限りですが・・・

そこで昼酒ニーズを掴んでいる店を見ると、

そばと酒肴の両方を楽しめるメニューを上手に提案しています。

例えば、近代食堂９月号で取材した

東京・新小岩の『蕪村居』の「蕎三彩」2000円。

そばがき、十割そばのせいろ、かき揚げ、二八そばのかけそば、そばアイスをコース仕立てで提供します。

そばがきやかき揚げをつまみに一杯楽しめます。

また、22日発売の近代食堂10月号で取材した

東京・学芸大学の『遊山』ではランチメニューで、
「ランチセット　せいろそば＋のり巻」1050円を提供。

日替わりの海苔巻きとちょっとしたつまみを盛り合わせており、
これをつまみに一杯やるお客さまが多いそうです。

しめのそばとちょっとしたつまみを上手に組み合わせることで、
巧みに“ちょっと一杯”飲みたくなるお客さまを掴んでいます。

手頃な価格も、ごちそうさまです。

蕎麦屋で昼酒！！
そば店ならではの文化・楽しさです。
ますます盛り上がってほしいです！


蕪村居
東京都江戸川区西小岩1-29-5

遊山
東京都目黒区鷹番2-19-3