Web近代食堂 プロの飲食店のためのメニュー&マネジメント Cuisine&Management for professional
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新型コロナの影響で、飲食店の夜の売り上げが伸び悩むなか、テイクアウト販売やランチ営業に注目している経営者も多い。店舗で提供しても味の想像がしやすく、家庭料理としても人気の高いカレーは、ランチやテイクアウトに最適だ。そこで、本企画ではハウス食品のカレーを使ったメニューを、人気の飲食店を多く手掛ける㈱ケトルの岩倉氏と㈱そらの佐野氏が開発。飲食店がテイクアウト販売やランチ営業でカレーのメニューを提供する利点や、成功に導くためのメニュー開発のポイントなどを考案メニューとあわせて紹介する。
ランチバーモントフレーク
バーモントフレークで作る「鍬焼き鶏肉レモンカレー」
広島瀬戸田産の無農薬レモンと、鍬焼きの鶏肉を使ったさわやかでクリーミーな一品。店の名物“鍬焼き”を使うのが大きな特徴で、目の前で焼き上げる演出と自慢の味の両方でお店の魅力を伝えることができる。ルウにはすりおろしたタマネギやニンジンなどの野菜をプラス。甘さとコクがあるバーモントフレークの味とよくなじむだけでなく、ガラムマサラ、クミンパウダー、粉山椒、唐辛といったスパイスと組み合わせても、後味にさわやかな辛さが残る味になる。今回の作り方以外にバーモントフレークは、多彩な味と高相性。たとえば、水牛モッツァレラや、燻製玉子のようなスモーキーな食材とも合う。また、少量の水分や卵にも溶けるのでドライカレーにも最適。
バーモントフレークでメニューの幅が広がる
売れるランチメニューにするために私が発想の基点としているのは、ライスをつけなくても夜のメニューとして提供できる料理であること。それと、夜のメニューとあまりにもかけ離れた料理だと違和感があるので、ランチでもお店の魅力が伝えられるように、食材や提供の仕方に工夫を凝らすことも大切です。
カレーは、お客様が手軽に食べられて何よりも好きな人が多い料理なので、最もランチに適したメニューだと思います。今回は、ハウスバーモントフレークを使った「鍬焼き鶏肉レモンカレー」をご提案しました。甘さとコクがあるバーモントフレークは、味がぶれることなくベースのソースが作れるので、メニューの幅が広がります。フレークは溶けやすいので、少しずつ足しながら味の調整ができるのもいいですね。
今は新型コロナの影響で、来店客数も読みにくい状況ですが、安定した味のベースのソースがあるので、あとは注文が入ってからレモンソースや鍬焼きを作るだけで、食材のロスも軽減できます。バーモントフレークは手間をかけずベースの味が作れるので助かります。
LA MAISON DU 一升 VIN(ラ メゾン ド イッショウ ビン)
株式会社ケトル 岩倉久恵 氏
大阪名物の鍬焼きと串揚げをメインに、国産のワインや日本酒などを取り揃えた人気店。
■住所/東京都台東区浅草1-9-5 ■TEL/03-6231-6103 ■営業/15時~23時(L.O.22時) ■定休日/無休
※月刊「近代食堂」2020年8月号に掲載した内容を再編集しています
テイクアウト業務用ジャワカレー
業務用ジャワカレーで作る「鶏まるごとスパイスカレー」
同社の“うっとり”業態で提供する熟成鶏の部位7種類を使用。部位の食感や味の違いが存分に楽しめるカレーに仕上げた。テイクアウトは、まず見た目が重要と佐野氏。そこで、彩りが美しくなるように玉子で黄色を足すなど盛り付け方にも配慮する。さらに、炭火で焼き上げた焼鳥をひと口大にカットすることで、カレーの中にゴロゴロとした肉が入っていることを視覚に訴求。ボリューム感も演出し中食との差別化を図る。ルウにはクミン、コリアンダー、ローズマリー、おろしニンニクとショウガを使用。パンチのあるスパイシーな味わいに。仕上げにスパイスに合わせやすい業務用ジャワカレーを煮溶かしコクを加えることで、本格的なカレーが短時間で完成する。
業務用ジャワカレーで安定したお店の味が作れる
「鶏まるごとスパイスカレー」は、“インド人が焼鳥を食べて作ったカレー”というコンセプトで考案しました。看板メニューである熟成鶏を紀州の備長炭で焼き上げた焼鳥のモモ肉・砂肝・軟骨・せせり・ハツ・やげん軟骨・手羽中の7種類もの部位がまるごと味わえるのが特徴です。
テイクアウトメニューを考えるうえで、ポイントとなるのは“彩り”です。来店したことがない人に商品を手にとってもらうには、食欲がわくように視覚に訴えることが重要です。このメニューも彩りで目を引くようにしました。
業務用ジャワカレーは旨味が凝縮されているので肉によく合い、他に調味料を加えなくても味がまとまりやすいので使いやすいです。
カレーづくりでスパイスの辛さを出すのは難しい作業ですが、業務用ジャワカレーはスパイスが効いた本格的な味なので、在籍期間が浅いスタッフでも安定したお店の味を作ることができるのがメリット。 カレールウに加えたスパイスの香りと、パンチの効いたインパクトある味は、冷めても美味しい人気のテイクアウト用メニューになります。
焼鳥 佐田十郎 恵比寿店
株式会社そら 飲食事業部総料理長 佐野周作 氏
備長炭で焼き上げる熟成鶏の「焼鳥」をはじめ、「薬膳鴨しゃぶ」が好評。
完全個室も用意。
■住所/東京都渋谷区恵比寿南2-2-4 山燃2ビル4F ■TEL/03-6712-2509 ■営業/18時~24時(L.O.23時) ■定休日/無休
※月刊「近代食堂」2020年8月号に掲載した内容を再編集しています
ハウス食品 おすすめ商品
★は提案メニュー使用製品
甘味や辛味と、コクのバランスがよく、
具材を加えるだけで
おいしいカレーができるルウタイプ
1kg 業務用バーモントカレー
深みのあるマイルドな甘味と旨味
1kg 業務用ジャワカレー(★)
香ばしさとさわやかな辛さ
溶けやすく、素材と組み合わせて
アレンジしやすいフレークタイプ
1kg バーモントフレーク(★)
クリーミー、フルーティーな素材と合う
1kg ジャワフレーク
辛さ控えめで、香ばしい素材と合う
お問い合わせ先
ハウス食品株式会社
フードソリューション本部 ユーザーソリューション営業部
03-5211-0146