渡邉美樹氏メッセージ<逆境を乗り越える飲食店経営>近代食堂5月号より
劇的な変化の中で、お店も劇的に対応する
ワタミも3月の数字はとんでもないことになっています。しかし残念ながら、コロナが終息に向かっても、景気は上向かないと思います。少なくとも1年以上は、売上が伸びない状態が続くと捉えるべきです。
そういう中にあってどうすべきか。やはり、そういう状況でもお客様が来店するようなお店・業態を作るしかありません。例えば本気のテイクアウト店を出すとか、損益分岐点の低い店を作るなど。これほど劇的な環境変化の中では、経営も劇的に対応していく必要があります。
私の著書『警鐘』でも記した通り、ワタミでは将来の日本の財政危機を想定して中期事業計画を立てました。コロナがなくても、近い将来同じような危機的状況になると想定して、「圧倒的に生産性をあげよう」「地域一番になろう」などと中小店の経営者にアドバイスしてきました。これらは、ある意味当たり前のことですが、これからより一層、求められることです。
本当に苦しい時が続きますが、経営者の皆さん、今こそ創業の時の気持ちを忘れずに、社長の意地を見せましょう。
私も強気でいきます。
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近代食堂2020年5月号では、
がんばろう!飲食店
「新型コロナの逆境を乗り越える飲食店経営」
と題しまして、これまで多くの経営危機、困難を乗り越えてきた外食経営者にインタビュー。今まさに必要な経営者の姿勢と考え方、これから先も必要となる飲食店のあり方について、多くのアドバイスをいただいています。ぜひご覧ください。
<ご登場いただいた経営者>
●ワタミ株式会社 渡邉美樹氏
→「デッドラインとの向き合い方」
●株式会社ユサワフードシステムズ 湯澤剛氏
→「借金40億円を乗り越えた逆境時の心得」
●ドリーマーズ株式会社 中村正利氏
→「震災後に築いた、実績比80%の潰れない経営モデル」
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近代食堂では引き続き、新型コロナウイルスの影響や飲食店の対策について、誌面やWebにて情報をお届けいたします。
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