なぜ、飲食店は1年でつぶれるのか?
石﨑 冬貴
飲食店専門弁護士が明かすトラブルと解決法
飲食店経営者や店長が最も恐れ、商売の根幹を 揺るがす問題として 、いま、大きな関心を読んでいる法律問題。
そのポイントと実戦的な解決策を分かりやすく著した 。
飲食店関係者だけでなく、ビジネスマンにも役立つ一冊。
- 判型
- A5判
- ページ数
- 240ページ
- 発売日
- 2018/04/25
- ISBN-13
- 9784751113288
- 備考
- 定価
- 1,650円(税込)
目次
まえがき第1章 飲食店 賃貸借契約の落とし穴
1飲食店と賃貸借契約2賃貸借契約のイロハ
目的・用途
保証金
期間・途中解約(定期賃貸借)
転貸
3内装業者
4賃料交渉
賃料増額交渉
貸料減額交渉
減額調停と訴訟
紛争予防のために
5居抜き物件・退去時精算
居抜き物件とは
大家さんとのトラブル
前の店舗とのトラブル
原状復帰・退去時精算
第2章 労務問題の落とし穴
1長時間労働飲食店の長時間労働はやむを得ないのか
電通事件の影響
時短勤務のススメ
勤怠管理が全ての始まり
2モンスター従業員
問題社員が生まれる理由
指導とパワハラ
SNS対策
社内行事は残業か
横領は避けられない
3法的手続への対応
紛争解決手続
訴訟と労働審判
突然の仮処分で資金がショート
本当に怖い労働組合
第3章 食品衛生の落とし穴
1食品衛生とは「食の安全」は店舗運営の基本
食品に関する法律の概要
「予防」と「事後対応」
食中毒が起きたらどうなるか
2食品表示
なくならない食品偽装事件
食品表示の基本
飲食店は景品表示法だけ
どこまでの「お化粧」が許されるのか
3変わりゆく「食中毒の予防」
予防三原則の徹底
食中毒予防の6つのポイント
HACCPとは
居酒屋でもできるHACCP
取るだけHACCPに注意
4危機管理
事故は起きるときは起きる
迅速かつ的確な広報
食中毒の徹底的な原因究明
再発防止策の制定
第4章 クレーマー対策の落とし穴
1クレーマーとは何か消費者対応の重要性
問い合わせとクレームは違う
クレーマーの分類
2クレーマー対策のイロハ
苦情への対応
苦情対応の3つの原則
誰が対応するのか
クレーマーを見抜く
クレーマーは怖いのか
3弁護士のクレーマー対策と解決事例
弁護士のクレーマー対策
頻繁に来るが、毎回クレームを入れる客
コンタクトをなくしたから弁償しろ
サプリが効かないから返品してほしい
深夜のクレーマー対応
店員へのストーカー
4ドタキャン対策
ドタキャン問題の深刻さ
ドタキャンされないために
ドタキャンされたらどうするか
日本初?ドタキャン裁判
第5章 そのほかの落とし穴
1フランチャイズ契約の難しさフランチャイズ契約とは
フランチャイズ契約のメリット・デメリット
加盟時の説明と違う(情報提供義務違反)
契約を解除して独立したら訴えられた(秘密保持義務・競業避止義務違反)
そのほかの紛争
フランチャイズとライセンス
2ハラスメン
ハラスメントとは
セクハラ
パワハラ
マタハラ
3営業・販促に潜む危険
口コミサイトの使い方
クーポントラブル
客引きの取り締まり強化
◇資料◇
①HACCPの考え方に基づく衛生管理のための手引書(概要版)②「妊娠等を理由とする不利益取扱い及びセクシュアルハラスメントに関する実態調査」結果(概要)