日本料理の仕事大観
下巻著者:六雁・榎園豊治

本書は、そんな先人達の偉大な仕事を、
今の料理人の人たちに伝えるために書き下ろされました。
上巻・下巻を合わせて1300頁を超える圧倒的なボリュームで、
筆者がこれまでに学び抜いてきた一流の技、知恵、秘伝を余すことなく公開。

判型:B5
ページ数:
発行日:2020/10/23
ISBN-13:9784751114223
定価:4,180円(税込)

購入する

店頭の在庫を調べたり、
ネット書店でご注文いただけます

この本は電子書籍でも読めます

amazon kindle 楽天kobo 紀伊國屋書店 BOOK WALKER Reader Store
上巻・下巻を合わせて1300頁を超える圧倒的なボリュームで、
日本料理の一流の技、知恵、秘伝を余すことなく公開。
上巻の「八寸場」「焼き場」編、下巻の「向板」「煮方」編で、職位ごとの大事なスキル、
奥義を学ぶことができます。
知識や技術を磨きたい料理人にとって必携の書。
日本料理テキストの決定版です。

日本料理の「仕事」は、長い年月をかけて師匠から弟子へと脈々と受け継がれてきました。
先人達の一流の技、知恵、秘伝が、世界から注目される現代の日本料理の礎(いしずえ)になっています。

本書は、そんな先人達の偉大な仕事を、今の料理人の人たちに伝えるために書き下ろされました。
上巻・下巻を合わせて1300頁を超える圧倒的なボリュームで、
筆者がこれまでに学び抜いてきた一流の技、知恵、秘伝を余すことなく公開。

上巻の「八寸場」「焼き場」編、下巻の「向板」「煮方」編で、
職位(ポジション)ごとの大事なスキル、奥義を学ぶことができます。
特別収録の「見習い編」や「飯・汁・香の物」(上巻)、
「調理長編や「忘れられた仕事・後世に残したい仕事」、
「料理屋と料理人の流れの系譜」(下巻)なども必見の内容です。

目次

はじめに ~「割主烹従」という言葉の捉え方~

▪「割」と「烹」。その太古からの歴史
▪「割」と「烹」も食材を美味しくするという目的を達成するための手段
▪素材を見る目にすべてはかかっている
第一部 「向板」

造り(刺身)を引く

「切る」ではなく「引く」とは

▪捌く・下ろす・切り出す・引く
▪食べやすさを踏まえて、魚ごとに引き方を変える
▪「刺身」と「造り」。それぞれの名の由来について
どう引くか?さくによる引き方の違い

▪①「上身の腹身」を引く場合
▪②「上身の背身」を引く場合
▪③「下身の背身」を引く場合
▪④「下身の腹身」を引く場合

造り身の皮の引き方
▪上手な人と下手な人とで歴然の差
▪下手な人はなぜ皮を左右に振ってしまうのか?
▪上手な人は、刃を斜めに当て、皮を押さえすぎない
▪包丁を進める力と皮を引く力のバランス
▪外引きと内引きについて
皮引きに関するコツと工夫

▪指の爪をほんの少し残しておく
▪〝かっこよさ〟より衛生重視
▪皮が乾かない工夫
▪頭側から引くか?尾側から引くか?
▪銀皮を残すテクニック
▪皮目や銀皮を敢えて皮の方につける
造りを引く際に留意すべきこと

▪1本のさくから切り出す貫数を念頭におく
▪添え手の温度、包丁の温度にまで気を配る
▪最高の造りを引くための両利きとは
▪包丁の陰と陽について
造りに入れる包丁目の効果

▪包丁技で食べやすく、見た目よく
▪烏賊の造りの包丁目
▪烏賊の刺身の〝究極の技〟とは

造り身を保管する際の注意点

▪庫内温度は5〜6℃。そして適切な湿度
▪保管する容器等の工夫
魚介の扱いで見落としがちな点
▪魚の水洗いで自分の都合を優先していないか
▪軍手、金タワシへの疑問
▪魚に塩をしたら、出てくる水分に注意する
▪ヌメリのある魚介類を塩でもむ理由
 
まな板と砥石

▪まな板の材の種類
▪まな板の木目で分かること
▪まな板の黒ずみや傷への対処
▪天砥石と人工砥石
▪砥石の使い分け
▪砥石の保管
▪砥石の養生
▪砥石の面直し
▪砥石台を作る

造りのあしらい

ケン・つま・辛み

▪大根ケンについて
▪辛みの効能と使い方
▪大根ケン、より人参等の丁寧な保管
▪花付胡瓜、いかり防風の保管の知恵
▪渦ケンを食べやすくするひと手間
醤油と造りの関係

▪醤油のグルタミン酸で一層美味しくなる
▪醤油の風味を飛ばさないで造り醤油を作る
造りの多様な技

本末転倒を避ける

▪造りを砕氷の上に盛るスタイルをやるのならば…
▪鯛の血合いを極薄でとる。それが素材への敬意
皮霜造りのコツ

▪皮以外の部分は、極力熱を回さない
▪湯のかけ方を改善する
▪湯霜した皮に包丁目を入れる極意
▪焼霜造り(藁炙り)の技法

洗いのポイント

▪洗いの作業。水温は?水質は?
▪洗いが向く魚、向かない魚
鱧を使いこなす技

▪鱧落とし(鱧ちり)は水の問題を重要視
▪鱧焼き霜造りの上身・下身による切る方向の違い
▪鱧薄造りの3つのタイプ
▪お椀用の鱧「牡丹鱧」を超える仕事
▪骨がない鱧の腹身をさく取りする
魚介の下処理の知恵と工夫

▪造り用車海老の色だしは、一度ではなく二度の湯で
▪海老の串の打ち方にも料理人の姿勢が表れる
▪冷凍マグロの上手な解凍法
▪味の薄いマグロもひと工夫
▪魚の骨抜き。自分専用の道具で良い仕事を
▪魚の生臭さ対策について
▪虎魚の背びれの処理
▪鰯や秋刀魚の保管の仕方
▪秋刀魚の腸を賞味するには
▪貝の砂出しに関する大切な基本知識
▪知っておきたい貝のなぜ?特殊な貝の処理
▪数の子等、塩蔵品の塩抜きをする際、呼び塩をするのはなぜか?
▪カニ捌きには左利き用包丁
▪肉にはしないことを魚にもするな!
▪向板で使いやすい布巾の寸法
魚と酢。その大切な知識

▪酢〆のコツ
▪美味しい合わせ酢を作る秘訣
▪若布の酢の物。若芽の風味を強調する方法

日本料理の仕事大観
下巻

六雁・榎園豊治

本書は、そんな先人達の偉大な仕事を、
今の料理人の人たちに伝えるために書き下ろされました。
上巻・下巻を合わせて1300頁を超える圧倒的なボリュームで、
筆者がこれまでに学び抜いてきた一流の技、知恵、秘伝を余すことなく公開。

判型
B5
ページ数
発行日
2020/10/23
ISBN-13
9784751114223
備考
定価
4,180円(税込)

この本は電子書籍でも読めます

amazon kindle 楽天kobo 紀伊國屋書店 BOOK WALKER Reader Store
上巻・下巻を合わせて1300頁を超える圧倒的なボリュームで、
日本料理の一流の技、知恵、秘伝を余すことなく公開。
上巻の「八寸場」「焼き場」編、下巻の「向板」「煮方」編で、職位ごとの大事なスキル、
奥義を学ぶことができます。
知識や技術を磨きたい料理人にとって必携の書。
日本料理テキストの決定版です。

日本料理の「仕事」は、長い年月をかけて師匠から弟子へと脈々と受け継がれてきました。
先人達の一流の技、知恵、秘伝が、世界から注目される現代の日本料理の礎(いしずえ)になっています。

本書は、そんな先人達の偉大な仕事を、今の料理人の人たちに伝えるために書き下ろされました。
上巻・下巻を合わせて1300頁を超える圧倒的なボリュームで、
筆者がこれまでに学び抜いてきた一流の技、知恵、秘伝を余すことなく公開。

上巻の「八寸場」「焼き場」編、下巻の「向板」「煮方」編で、
職位(ポジション)ごとの大事なスキル、奥義を学ぶことができます。
特別収録の「見習い編」や「飯・汁・香の物」(上巻)、
「調理長編や「忘れられた仕事・後世に残したい仕事」、
「料理屋と料理人の流れの系譜」(下巻)なども必見の内容です。

目次

はじめに ~「割主烹従」という言葉の捉え方~

▪「割」と「烹」。その太古からの歴史
▪「割」と「烹」も食材を美味しくするという目的を達成するための手段
▪素材を見る目にすべてはかかっている
第一部 「向板」

造り(刺身)を引く

「切る」ではなく「引く」とは

▪捌く・下ろす・切り出す・引く
▪食べやすさを踏まえて、魚ごとに引き方を変える
▪「刺身」と「造り」。それぞれの名の由来について
どう引くか?さくによる引き方の違い

▪①「上身の腹身」を引く場合
▪②「上身の背身」を引く場合
▪③「下身の背身」を引く場合
▪④「下身の腹身」を引く場合

造り身の皮の引き方
▪上手な人と下手な人とで歴然の差
▪下手な人はなぜ皮を左右に振ってしまうのか?
▪上手な人は、刃を斜めに当て、皮を押さえすぎない
▪包丁を進める力と皮を引く力のバランス
▪外引きと内引きについて
皮引きに関するコツと工夫

▪指の爪をほんの少し残しておく
▪〝かっこよさ〟より衛生重視
▪皮が乾かない工夫
▪頭側から引くか?尾側から引くか?
▪銀皮を残すテクニック
▪皮目や銀皮を敢えて皮の方につける
造りを引く際に留意すべきこと

▪1本のさくから切り出す貫数を念頭におく
▪添え手の温度、包丁の温度にまで気を配る
▪最高の造りを引くための両利きとは
▪包丁の陰と陽について
造りに入れる包丁目の効果

▪包丁技で食べやすく、見た目よく
▪烏賊の造りの包丁目
▪烏賊の刺身の〝究極の技〟とは

造り身を保管する際の注意点

▪庫内温度は5〜6℃。そして適切な湿度
▪保管する容器等の工夫
魚介の扱いで見落としがちな点
▪魚の水洗いで自分の都合を優先していないか
▪軍手、金タワシへの疑問
▪魚に塩をしたら、出てくる水分に注意する
▪ヌメリのある魚介類を塩でもむ理由
 
まな板と砥石

▪まな板の材の種類
▪まな板の木目で分かること
▪まな板の黒ずみや傷への対処
▪天砥石と人工砥石
▪砥石の使い分け
▪砥石の保管
▪砥石の養生
▪砥石の面直し
▪砥石台を作る

造りのあしらい

ケン・つま・辛み

▪大根ケンについて
▪辛みの効能と使い方
▪大根ケン、より人参等の丁寧な保管
▪花付胡瓜、いかり防風の保管の知恵
▪渦ケンを食べやすくするひと手間
醤油と造りの関係

▪醤油のグルタミン酸で一層美味しくなる
▪醤油の風味を飛ばさないで造り醤油を作る
造りの多様な技

本末転倒を避ける

▪造りを砕氷の上に盛るスタイルをやるのならば…
▪鯛の血合いを極薄でとる。それが素材への敬意
皮霜造りのコツ

▪皮以外の部分は、極力熱を回さない
▪湯のかけ方を改善する
▪湯霜した皮に包丁目を入れる極意
▪焼霜造り(藁炙り)の技法

洗いのポイント

▪洗いの作業。水温は?水質は?
▪洗いが向く魚、向かない魚
鱧を使いこなす技

▪鱧落とし(鱧ちり)は水の問題を重要視
▪鱧焼き霜造りの上身・下身による切る方向の違い
▪鱧薄造りの3つのタイプ
▪お椀用の鱧「牡丹鱧」を超える仕事
▪骨がない鱧の腹身をさく取りする
魚介の下処理の知恵と工夫

▪造り用車海老の色だしは、一度ではなく二度の湯で
▪海老の串の打ち方にも料理人の姿勢が表れる
▪冷凍マグロの上手な解凍法
▪味の薄いマグロもひと工夫
▪魚の骨抜き。自分専用の道具で良い仕事を
▪魚の生臭さ対策について
▪虎魚の背びれの処理
▪鰯や秋刀魚の保管の仕方
▪秋刀魚の腸を賞味するには
▪貝の砂出しに関する大切な基本知識
▪知っておきたい貝のなぜ?特殊な貝の処理
▪数の子等、塩蔵品の塩抜きをする際、呼び塩をするのはなぜか?
▪カニ捌きには左利き用包丁
▪肉にはしないことを魚にもするな!
▪向板で使いやすい布巾の寸法
魚と酢。その大切な知識

▪酢〆のコツ
▪美味しい合わせ酢を作る秘訣
▪若布の酢の物。若芽の風味を強調する方法

この本は電子書籍でも読めます

amazon kindle 楽天kobo 紀伊國屋書店 BOOK WALKER Reader Store