すしは進化する
変わりゆく江戸前、鮨なんばの表現
鮨なんば 難波英史

すしは時代とともに進化してきた。
その歩みの中で、“温度”が新たな扉を開いた。
すし職人・料理人はもちろん、食文化に関心のある方にも、新たな視点と学びをもたらす一冊です。
- 判型
- B5変
- ページ数
- 224
- 発売日
- 2025/11/25
- ISBN-13
- 9784751115473
- 備考
- 定価
- 5,720円(税込)
すしは時代とともに進化してきた。
その歩みの中で、“温度”が新たな扉を開いた
本書は、『鮨なんば』のすしの技術を体系的にまとめた、現代の江戸前ずしを記録する一冊です。
同店の代名詞ともいえる「すしの温度の考え方」をはじめ、すしの技術と思考を丹念に記録しています。
すしを深く理解するための知識や工程を丁寧に解説。巻末には、難波英史氏の修業や挑戦、すしへの向き合い方を描いた読み物を収録。
技術と哲学の両面から、“進化する江戸前ずし”の姿を美しく豊富なビジュアルとともに伝えます。
すし職人・料理人はもちろん、食文化に関心のある方にも、新たな視点と学びをもたらす一冊です。
1章 『鮨なんば』のすしの世界
理想の一カンに託す、すしの進化
すしで紡ぐ、その日限りの物語
『鮨なんば』のある日のすし
温度ですしを語る 職人の感覚と科学の交差点
『鮨なんば』の温度管理の方法
『鮨なんば』のすしダネ温度マッピング
『鮨なんば』のすしダネ暦
『鮨なんば』のすしダネ産地
2章 『鮨なんば』のすしの仕事
すしダネの技術とすしダネ解説
光もの:小肌・新子/鯵/鰯/鯖/春子/細魚/秋刀魚
赤身:鮪/鰹
白身:平目/皮剝/金目鯛
エビ:車蝦・車海老/縞海老/葡萄海老
甲殻類:蝦蛄
イカ:白烏賊/新烏賊
貝類:蛤/平貝/鳥貝/北寄貝/海松貝
煮もの・その他:穴子/太刀魚/白魚/赤雲丹/白雲丹
巻もの:干瓢巻き/河童巻き
山葵
煮キリ・煮ツメ
ガリ
海苔
すし飯の技術
『鮨なんば』の合わせ酢の配合(赤シャリ/白シャリ)
『鮨なんば』のすし飯作りのオペレーション
握り方の技術
つけ場の準備
『鮨なんば』のにぎりのポイント
“すし前”の仕事 酒肴あれこれ
キンキの煮付け/蒸しダコ/鮪おかき/子持ち槍烏賊/鯨刺/牡丹海老刺/水蛸刺/
小柱のおろし和え/鮟肝/イクラ/玉/蒸し鮑/貝柱とシャリの昆布じめ焼き
すしをひきたてる飲みものの品揃え
3章 素材を知る
「魚介」──豊洲市場から学ぶ魚の目利きと扱い
“うまい魚”は人がつなぐ
魚河岸7店リポート
コラム 「マグロの種類と部位」
「米」──米作りの現場とすし米へのこだわり
すしの心は、米に宿る
「米と炊飯の知識」
対談 土と手で築く、すしの味
「酢」──ミツカンで学ぶ、すし酢の科学と哲学
酢に導かれた、すしの味
「酢の選び方、使い方」
対談 すし酢に込めたもの 現場と開発、それぞれの視点
「ワサビ」──信州の清流で育つ本ワサビ、その現場
すしを支える一本の根
「ワサビの知識」
4章 すし職人・難波英史
すしの世界へ
すし店はお客と共に育つ
挑戦の舞台「日比谷」
探求の積み重ね、信頼の積み重ね
すしの値付けをどう考えるか
誰をおき、どう育てるか
海の向こうへ飛び込む
すしと歩む、進化の道
著者について
1974年(昭和49年)生まれ、東京都出身。
すし職人を志し、20歳に都内のすし店にて修業を開始し、様々なすし店で研鑽を積む。2007年に独立して荻窪に「鮨なんば」を開店し、2011年に阿佐ケ谷、2018年に東京ミッドタウン日比谷に移転。四谷に支店をもつ。江戸前の技法を受け継ぎながらも独自の手法を極め、温度にこだわった唯一無二のすしを提供し、内外のすし通をひきつけている









