#がんばろう飲食店  【新型コロナ対策/飲食店の取り組み例】近代食堂4月号より

 新型コロナウィルスの影響が世界中に拡大しています。ヨーロッパや米国、豪州などでは渡航禁止、外出制限、外食の制限、飲食店の営業停止といった厳しい措置がとられ始め、経済への影響も世界中を巻き込んだ問題になっています。


 私たち飲食店でも宴会キャンセルや集客減による影響で、昨対50%・・といった厳しいお店の声が聞こえてきます(*3/25追記/東京都では週末の外出自粛要請も加わり、4月以降の見通しもまた不透明な状況となっています)。


一刻も早く事態が終息し、経済の回復を願うばかりですが、このまま手をこまねくわけには絶対にいきません。


 では、私たち飲食店は今どんなことができるのか。以下、近代食堂4月号(3月21日発売)に掲載いたしました、コロナ禍の中での飲食店の取り組み実例を、今回は特別にすべて公開いたします。そのアイデアや考え方を、自店のために役立てていただければ幸いです。


※今後随時新しい情報を更新して行きます。


※情報は3月初旬時点のものです。各店の事情や状況により変更している場合もございます。アイデアの参考としてご覧ください。


********近代食堂2020年4月号より(一部改稿)***********






●感染予防&安心訴求


手洗い・マスク・消毒と、感染予防策を早急に打ち出 した飲食店は、お客様だけでなく、スタッフの安心感も大きく、 店の信頼につながっているようです。飲食店は衛生管理のプロ。またお店の中には、ノロウィルス消毒用に次亜塩素酸水を準備している店もあると思います。そのプロの知識をお客様にもっと啓蒙するのも必要でしょう。


新型コロナウイルスに対する次亜塩素酸水の有効性について/一般財団法人機能水研究振興財団




【無料ダウンロードPOP】


店頭で、コロナウィルス対策を実施している旨を告知する ポスターは来店客への安心感につながるもの。今の状況にあっては、お店選びの非常に大きな基準となるものです。以下に、有効な告知をできるフリー素材を紹介。それぞれ無料でダウンロード できますのでご活用ください。


 



↑メニューデザイン研究所の提供する素材。




↑こちらはデザインこねこ株式会社のポスター。2月21日に発表されたもので、活用している飲食店も多い。


ダウンロードはこちら→【データ無料配布】ご自由にお使いいただける、新型コロナウイルス(COVID-19)対策ポスターをデザインしました。


 


<3/26更新>



↑こちらは、近代食堂でも連載いただいていた株式会社はぴっく眞喜屋実行さん提供のコロナ対策POP。対策内容を自分で書ける形になっています。


ダウンロードはこちら→コロナ対策ポップ・テンプレート提供(使用フリー)です。


 


<3/27日更新>




↑こちらは飲食店繁盛会さんが無料で提供されているコロナ対策POPテンプレート。アルコール消毒をちょっと楽しく伝える内容や、テイクアウトなどの実用的な内容、さらに「免疫力を高めてコロナに負けない!」メニューを紹介できるテンプレートも。種類豊富に用意しています。


ダウンロードはこちら→飲食店用新型コロナウィルス対策ポスターテンプレートページ


 


また以下は、感染予防対策を打ち出す飲食店の様々な事例からまとめた「対応例」。


ご参考ください↓


■全スタッフのマスク着用、定期的な手洗いうがいの徹底、検温を実施する


■ 咳や微熱(37.5℃)、体調不良のスタッフの勤務を不 可にする


■アルコール消毒液、あるいは次亜塩素酸水による店内、備品の拭き取り(お客が よく触れる場所、スタッフが触れる場所) をする


■カスターやメニューを、来店客が着席してからテーブルに運び、つど消毒している旨を伝える


■お客様の入店時に、手洗いもしくは手指のアルコール消毒を要請する?


■お客様の咳がひどい、体調が思わしくない様子の場合 は、マスク着用有無にかかわらず入店をご遠慮いただく 


 上記にあるように、カスターやメニューブックを、最初からテーブルに置かず、お客様が入れ替わるたびに消毒するというお店もあります。これも、面倒な作業ではありますが、お客様に安心を印象付ける取り組みとして注目です。


さらに、安全・安心訴求はこんな事例も↓




【銘々皿・貸切で宴会を促す】




↑仙台『ケヤキカフェ』ではビュッフェや大皿取り分けを敬遠するなら、と銘々皿でのコースを 用意。さらに60坪の店内を10名から貸切OKに。 盛り付けの手間はかかるが、安心感を打ち出して春の歓送迎会利用を促している。


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